2011-04-12

最近の読書

柄にもなく本を読んでいるので、備忘録程度に書き出しておく。

津田大介、牧村憲一『未来型サバイバル音楽論―USTREAM、twitterは何を変えたのか』 (中公新書ラクレ)
ここしばらくの音楽業界に起こっていることをまとめた本。分かりやすい。
その分どこかで既に聞いた話も多かったが十分楽しめた。
来年にはまた状況が変わって陳腐化してそうだから、今読むべきなんだろうなぁ。

うえお久光『紫色のクオリア』 (電撃文庫)

ラノベ。SFっぽく話を二転三転させつつ、読者を置いてけぼりにはしない。面白かった。 
あと百合っぽかったのでお好きな方はどーぞ。

大竹文雄『競争と公平感―市場経済の本当のメリット』 (中公新書)
今正に読んでいる、話題の本。ベタな新自由主義をいろんな分野の研究からフォローする感じ?
だとしたらあんまり読むところなさそうだけどなぁ…とぼんやり考えつつ。

2011-04-09

原田武夫『劇場政治を超えて―ドイツと日本』 (ちくま新書)

 たまにゃ本だって読むし、簡単に感想ぐらい書くさ。

原田武夫『劇場政治を超えてーードイツと日本』読了。書かれたのは二千三年で、まさに小泉内閣のころだったか。でも今の民主党政権に読み替えてれば、2011年現在でも大方納得できる内容になっている。また危機だからこそ独裁に陥りやすいという主張は、大地震を経験した今まさに読むべきなのだろう。

問題が難しい分、結論が曖昧で弱いと感じた。この政治が立ちいかない状況に対して、結局「考えろ」だけではアクチュアルな行動には移せないんじゃないかなぁ。あと暗黙のうちのドイツマンセーもちょっと鼻に付く。

当時まさに抵抗勢力そのものだった人が書いてるので、現在ろくすっぽ出回ってないのが惜しい。図書館にあればいいのだけれど。

2011-04-08

Zettai-mu 2011春 @名村造船所跡地

ハコの前で一枚

去る4月1日、大阪は名村造船所跡地でZettai-mu <2011春>というオールナイトイベントがありまして、そちらに行ってきました。4月2日・3日にはSonar Soundというイベントが東京でありましたが、このZettai-muはそれをオールナイトに集約したイベントだともいえるでしょう。以下、見たアクトの印象を超ざっくりと書き留めておきます。アーティスト名にはMyspaceへのリンクを張っておきました。

KEIZOMACHINE(from HIFANA) - あのHIFANAを支えるだけあって、すげーゴキゲンなプレイでした。クールさもユーモアもあって。次のアクトが迫ってなければ最後まで見たんだけどなぁ。

Flying Lotus - コズミックでダウンテンポな印象のあった"Cosmograma"を解体して、フィジカルに再構築したような印象。要はフロア向けにビートがガンガン響いてくる。こういう方向は予想してなかったけど、とてもカッコよかった。
あと…なんでドラゴンボールの道着を来てたのか…
場内で一枚。

Battles - ライブで見ると、家で聴く以上に聴きどころが分からない感じ。かなり期待してたんですが、うーん…とおもって途中退出。

Kode9 - Hyperdub総帥直々のプレイ。心地良く響く重低音。詳しくないのでどう表現したらいいのか分からないけれど、ストレートにかっこよかった。

Dry & Heavy - 疲れて朦朧とした意識の中で聴くにはちとヘヴィ過ぎた。リベンジ希望。